存在そのものがメッセージになる

愛ある思いが、言葉を紡ぎ、人と人とをつないでいく

生きることを哲学するとは

土曜日、

 

日頃お世話になっている

 

Tuneで行われた奈良裕之さんの演奏会。

 

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民族楽器の演奏者であり、

 

国内・海外問わず、数多くの演奏をされている方でした。

 

和やかな雰囲気で会がはじまり、

 

演奏がスタートしました。

 

目を瞑り、音に耳を澄ましていたとき、

 

心の中で、

 

『ドスン』と突かれたかのように、

 

重たいエネルギーが出てきました。

 

僕の肩から心臓のあたりが、急激に重くなっていく感覚。

 

身体が強張り、カチカチになっていく感覚。

 

会の前半は、

 

結構、辛かったです。

 

と、いうのも、

 

その前から、気になっていたことがあり、

 

そのことに対して、

 

かなり、罪悪感がありました。

 

気になっていたことは、その後、

 

伝える人に、伝えたことで、軽くなりました。

 

音が流れてきて、

 

クリアな波動が流れてくればくるほど、

 

重たさが引っ張りだされてきます。

 

それが、人と人との間だと、

 

投影

 

という形で出てきて、

 

心がザワザワします。

 

自分の波動が重たくなっていることが

 

浮き彫りになることで、

 

自分の、ものの見方を

 

訂正

 

する機会を与えてくれます。

 

奈良さんの演奏は、

 

浄化作用が強いので、

 

音に触れて、僕の中にあった

 

自我意識が作り出す

 

恐れ

 

哀しみ

 

をすくって、出してくれました。

 

演奏が終わったあと、

 

奈良さんを囲んで、お話を聴きました。

 

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⬆︎⬆︎演奏された楽器

 

仰っていたことで、印象に残ったのは、

 

1つは、

 

『静けさ』です。

 

アーティストや開発に携わる人達が、

 

静けさをベースにして、

 

新しいものをクリエイトしていくのを

 

よく耳にします。

 

アップルの創業者の

 

スティーブ・ジョブズが、

 

瞑想を日課にしていたのは、

 

有名な話ですが、

 

今、多くの人達が、

 

意識して、

 

『静けさ』に身を置く時間を取っています。

 

情報が1秒ごとに更新されていくような

 

社会を生きる私たちにとって、

 

24時間、音が鳴り響いている環境にいれば、

 

心がザワザワしたり、

 

気が付かないうちに、

 

疲弊していきます。

 

たぶん、昭和という時代までは、

 

自然に社会の中に残っていて、

 

日本人の中で、

 

水を飲むように共有されていた

 

のどかな雰囲気や、

 

静寂を感じる『間』が、

 

インターネットの普及と共に、

 

情報が隙間なく埋め尽くされた為に、

 

貴重なものになっているから、

 

今、

 

瞑想、

 

マインドフルネスという言葉が、

 

盛んに言われるようになっているのだと思います。

 

静けさを持っている人。

 

そんな人に、僕はなりたいです。

宮沢賢治みたいですが)

 

2つ目は、

 

『生きることを哲学すること』です。

 

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人それぞれ、

 

生き方は異なります。

 

今、

 

時代を引っ張る先導者やヒーローが、

 

生き方を示す時代は、

 

終わりを告げています。

 

そして、

 

1人1人が、自分の感性を大事にしながら、

 

生きていける時代になっています。

 

有名、無名に関わらず、

 

自分の思いを発信出来る時代。

 

そして、そのことで、情報が多くなって、

 

自分を見失いやすくもあります。

 

その反面、考えたり、

 

迷ったりすることで、

 

自分の生まれ持ったものが、

 

見えてきます。

 

そして、ほとんどが、

 

周りで関わる人たちが、

 

自分の資質を見てくれています。

 

生きるを哲学するとは、

 

僕は、人と繋がることで、

 

見えてくる自分の輪郭を

 

深めていくことだと思います。

 

もし、文章を書くのが好きなら、

 

たくさん書いて、発信すればいいし、

 

絵を描くのが好きなら、

 

たくさん描けばいい。

 

1人1人が深めたものを、

 

SNSの普及で、

 

表現することへの敷居が低くなっています。

 

奈良さんの演奏を聴いたとき、

 

自分の表現が、

 

やがて、多くの人達と共有することで、

 

また新しいものが生まれていく可能性を

 

秘めたものに変わっていくこと。

 

共創造していく道に、

 

これから入っていくことを予感させてくれた

 

演奏会でした。

 

追伸

 

今日、ふと時計を見たら、ゾロ目の時間でした

 

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この数字が意味するのは、

 

『すべてはうまく行っています。願いは必ず信じると思ってくださいね。あなたに奇跡が起こるのを待っていてください。何も心配する必要はありません。肯定的な思考を持ち、前を向いていて大丈夫ですからね。』

https://spicomi.net/media/articles/583 2018.6.12参照)

 

だそうです。

 

奈良さんの演奏会の帰り道にも、一緒に帰った人が、22:22に時計を見て、僕に見えてくれました。

 

僕の歩んでいる道は、どうやら安心みたいです。