嫌なものをゆるすとき
ゴールデンウィークが終わり、
関東地方では、
待っていたかのように、雨が降ってきました。
さて、5月に入り、
心境が少しずつ変化してきているのを
感じています。
僕の中で、今まで、
『思考』と『分析』は、
無くしていきたいものでした。
『考える』ことがクセになっていて、
動けなくなることを繰り返していたり、
息が詰まるような思いをしたり、していました。
『A Course in Miracles(奇跡のコース)』に出会い、
『ゆるし』という言葉を知りました。
『ゆるす』って、相手を許すのではなく、相手の中に見た自分の感情を赦すことだと思い、
そして、私が、感じたことを、聖霊に預け、委ねることで、『ゆるし』をしていると思っていました。
ところが、
先日、
ゆるすことは、
相手に対して抱く不平不満や苛立ち、怒りの感情を持った自分をゆるすこと
だと、
分かった瞬間があって、
『……………』
と、頭の中で、何かが崩れました。
これまで、
僕が認めたくなかったことを
『A Course in Miracles(奇跡のコース)』のエッセンスで、
蓋をしていたことが、
浮き彫りになりました。
実は、関わる相手に対して、
ネガティブな感情を抱き、感じることを、
無意識に蓋をするクセが
子どもの頃からありました。
ネガティブな感情を抑えたときに、
自分が悪いと思いやすく、
自責をすることで、
相手を悪者にしないようにしていました。
僕は、自分が、天使ちゃんだとは、全く思っていませんでしたが、
気が付くと、
天使ちゃんになってました。
(日本語がおかしいのですが…汗)
最近、あまり聴かなくなりましたが、
『ふわスピ (ふわふわスピリチュアル)』
って、言われるものがありました。
感謝する。
プラスの言葉を言う。
笑顔で接する
僕も、10年ほど前に、やっていました。
当時、実生活では、二元論でものを考えていたので、
感謝する⇄不満を言わない
プラスの言葉を言う⇄マイナスの言葉は言わない
笑顔で接する⇄嫌な顔をしてはならない。
と、
変換されていきました。
だから、嫌なことがあっても、
『僕は大丈夫』と、
納得させて、嫌なことが、無かったフリをしていて、
事態が全く変化してないことが、
多々ありました。
本当は、嫌だなと思う自分の感情も、
受け入れること。
そして、自分の中にも、嫌な感情があることを知り、そんな自分でも、ゆるしてしまう。
ふわスピは、話はキレイだけど、違和感がある。
だから、
恐れても、ムカついても、腹が立っても、まずは認めてあげて、
その思いを、心の中に、そっと差し出してみる。
そうして、見えてくるものを、受け取る。
平気なフリをして、何事もないように装わなくていい。
今日も、
考え過ぎてしまうことがありました。
そういう時は、
頭が重く、肩に力が入り、おヘソのあたりが消化不良で重い感じがします。
少し前なら、
感じよう
感じよう
と、思考している身体を切り捨てようという
意識になることもありましたが、
でも、
思考している身体すらも受け入れようと
感じています。
思考するからこそ、
物事を深く見る視点が付きました。
全ては使い方かなと思います。
感じていることを抑圧する道具でも使えるし、
物事を深く見る視点として分析をすることにも使えます。
だから、思考している自分もゆるして、
使ってもらおうと、
差し出しました。
そしたら、
頭の芯から力が抜けていった。
自分から何とかしようとしなくても、
今、ある状態を、使ってもらうことで、
最善な状態に戻してくれることを、
教えてくれました。