変わってたっていいじゃないか!
『変わってるね〜』
皆さんは、そう言われた事ありますか?
僕は、あります。
どんな場面かは覚えていないのですが、言われた事だけは、はっきりと覚えています。
小学生の頃だったかな⁇
『変わってるね』
自分の好きなものか興味のあるものが、友達に知られて、
その言葉を投げ掛けられたとき、
当時は、返す言葉がなかったというか、
『ありえない』と言われた気がして、
(そう取ってしまったのは、僕自身ですがw)
自分の嗜好、素直に感じていることを、表に出すことにためらうようになっていきました。
『変わってるね〜』と言うのは、
裏を返すと、
『あなたの好きなものや感じていることは、私にはよく分からない』
と言われただけ。
仮に、相手にとって、強烈に感じたことであっても、理解できないことであっても、
あなた自身が、感じていることや好きなものを
変わっていると恥ずかしがる必要はありません。
静かに振り返ってみると、
集団の中で、何となく、みんなが好きそうなものや流行したもの、
例えば、音楽でも、テレビ番組でも、ゲームでも、漫画でも、ファッションでも、
これらの事なら知っているだろうという幻想、
盛り上がれる話題、
共通認識のような、言語化されていないし、形になっていないけれど、何となく、その場の多くの人が好きなものや共通の話題のようなもの。
(言葉にすればすれほど、曖昧なものですが)
その中で、共通の話題から逸れているものやメンバーの多くが知識として知らないもの、関心がないものを好きになった場合。
違う視点から物事を見て、感情的になっている人達の中で、冷静に物事が見られているとき。
そんな瞬間が、一度でも体験したことがあると、
周りの意見や評価、意見から自分の思いが際立って見えてしまう事を、感じてしまうからこそ、
変わっているんだなと受け止めてしまい、
思いを言葉にするときに、ためらいがちになるか、
逆に、口調や声のトーンが上がり、人や社会の見方が厳しくなり、責める物言いに捉えられたり、挑戦的になり、感情をお互いに刺激してしまう。
(僕は、エネルギーの逆噴射と思っています)
僕たちは、本当に形にすらなってない、
それでも、強烈に感じてしまう共通認識を、
ためらうことにしても、逆らうことにしても、
どちらも意識しているんですね。
それが、
空気だったり、
常識だったり、
社会だったり、
文化だったり、
日々、私たちが暮らしている日本は、
時代が早送りボタンを押されたかのように、
システムや物が目まぐるしく変化しているからこそ、
私たちの心の中で、変わらず大事にし続けているもの、
それが、変わっていると感じているあなたの思いこそ、
生きていく上で、支えになっていったり、
豊かにしてくれたり、
そこにあるものとして、見守ってくれるものになっています。
変わっているからこそ、
見ることが出来るあなたの風景、
あなたの表現を、僕は楽しみにしています。