存在そのものがメッセージになる

愛ある思いが、言葉を紡ぎ、人と人とをつないでいく

雨のちハレルヤ〜三峰で見た光〜

雨が大地に降り注いだ後に見た夕焼け。

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濃淡がはっきりしている空の色。

 

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地上にある塵や埃が洗い流されて、ひとつひとつのものが、陽に照らされて、輝き、光を放っていく姿。

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秋が深まる三峰を巡る旅は、光が当たり、自然が織りなす艶めきを見せてくれる、そんな旅でした。

 

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👆出雲の旅に続いて、今回の旅を企画してくれたのんさん、ぬまさん。

 

出雲の旅での出来事はこちら⬇︎

 

 

集合場所の東京・渋谷は、あいにくの雨。

 

雨が上がったものの、三峰に行く道中も曇天模様。

 

ところが、、、

 

1箇所目の観音寺に着くと、雲ってきた空から

 

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日が差してきて、自然の彩りが増してきました。

 

 

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光も階段の所々にある碑に差してきて、

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 祝福されているかのような気分で、階段を上って行きました。

 

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 時代を積み重ねていることを、表しているものもありました。

 

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上りきった先には、仰ぎ見るほどの岩壁に挟まれてお堂があり、

 

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境内の横にある滝からは、

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 (ぬまさん撮影)

 

まるで、待っていたかのように虹が出ていました。

 

滝の横にある岩肌に刻まれていたお地蔵様。

 

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 後ろにある散策コースの中にあった岩肌の中にも、

 

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仏様が静かに手を合わせていました。

 

少し早めに、境内に戻ってきて、皆さんを待っていると、小さな風が吹き

 

一緒にいたぬまさんが一言。

 

『のんさんが祝詞を上げたね』

 

少しして、帰ってきたのんさんに聞いてみると、確かに祝詞を上げたとのこと。

 

そんな会話を聞きながら、感じたことは、

 

近代化される前の日本人の中には、こうした自然が織りなす微細なものから、メッセージを受け取っていた人がいたこと。

 

戦国時代に、武将の元にいた軍師が、風の向きで、敵が攻めてくる方角を知ったという話がありましたが、それは、自然が運んでくるメッセージを身体で読み取っていたんですね。

 

観音寺を後にして、蕎麦を食べ、店を出て空を見上げると、

 

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(のんさん撮影)

 

空に龍が出ていました。

 

そういえば、三峰神社の石段に水を掛けると、龍が現れると言われていました。

 

空にも龍がこうして、出迎えて、祝福していました。

 

縁起物の龍に自然がもたらすものによって出会えたのは幸運でした。

 

次に向かったのは、荒川の源流。

 

自宅近くの荒川は、河口が近いので、様々な川が統合され、混じり合っているのですが、

 

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源流の純な水流は、

 

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急な流れでしたが、この水流が、時間を掛けながら、自宅近くまで流れてきている事を感じてみると、

 

遠い自然の恵みが私の身近な所まで運ばれていく力に、ただ頭が下がります。

 

三峰の道中は、激しい雨でしたが、雨が上がり、光が差し

 

秋の紅葉の彩りが増し、

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木々の水滴が光り、

 

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見ているものの心に響くものが、散りばめられていました。

 

深まる秋の風景が、雨上がりの浄化の後に、くっきりと現れた三峰の旅でした。