わたしたちの世代から始めること
こんにちは。
10月に入りましたね。
2017年も残り2ヶ月。
そういえば、来年で平成も終わってしまいますね。
ちなみに、僕は平成元年生まれ。
平成って、振り返ると、価値観が大きく変動していく過渡期だったなぁって思います。
戦後昭和(1945年〜1989年)で築き上げた価値観がインストールされていく30年間。
戦後すぐ、まだ、ものもなく、貧しさが共有されていた時代。
目の前に広がる焼け野原。
私たちには、『ない』から、頑張る。
もう1度立て直す。
そこに、経済面でも、文化面でも、斬新で群を抜いていたアメリカが現れた。
当時の世界情勢、
日本人の勤勉さ、
国を豊かにしたい思い、
当時のアメリカの戦略と、日本人の復興の思いが重なって、
日本は豊かになっていった。
物質的に満たされて、お金が入り、生活に余裕が出てくる。
祖父母の世代が働き盛りの頃、両親の世代が育っていく時代。
この頃は、努力や頑張ることで、成果や結果を出すことが、
今以上に豊かになっていく事に繋がりやすく、ビジョンとして見えやすかった。
そして、今(平成29年現在)、
食べるものには、満たされて、
スマートフォンを持ち歩き、
SNSで、人と人が繋がる時代になりました。
情報も、技術も、どんどん洗練されていき、
3ヶ月前のことすら、古いものに感じたり、
3年前は、別人のようだと懐かしみ、
10年前は、インパクトの強い出来事以外は、当時の友達に会わないと、思い出せない。
外に映る景色がどんどんインストールされて、違う景色に変わっていく。
そんな変化を楽しみつつも、
時に戸惑い、
時に孤独になり、
時に人が分からなくなる。
ものに焦点を当てると、
与えられることが幸せな時代は、ものが満たされ、溢れ始めたとき、終わりを告げた。
時代が終わっても、
終わったことに気が付かない、
価値観だと信じてるものに気が付かないと、
欠乏感を埋める為に、ものも情報を求めて、もっと穴が大きくなっていく。
祖父母、
両親の世代に育てられた、平成に子供時代を過ごした世代は、
ものやブランドをベースとした価値観では、
もう満たされない。
そうすると、自分自身にベクトルが向き始めます。
自分探しから、
ボランティア、
他者貢献など。
内に向かうと、
人と関わらず、
本を読む、
何かにハマる。
インターネットに依存する。
そんな中で、悩み、悶え、孤独を感じるときもあります。
最近、ひしひしと感じているのは、
欠乏感から始めるのをやめる。
戦後すぐ、ものがない時は、生活を成り立たせる為に、しのごの言わず、ものを生み出す必要があった。
今、ものが満たされている時代は、
『ある』ことから始めればいい。
土台を築いてくれた、祖父母、両親の世代に感謝して、
今の僕たちの世代で、
欠乏感を根底に、自分自身が行動することを終わらせる。
人と関わるときも、欠乏感や物足らなさを見ているときは、
そう見ている自分自身を受け入れた上で、
それは、自分の見方であって、
相手が叫んでいたり、悩んでいる奥にある
愛したい思いを見る。
豊かな時代を生きていることに感謝をしつつ、見方を変えて、常に自分自身にあるものから、始めましょう。
身近な所から、丁寧に見ていけばいいと思います。
もの、ものって書きましたが、
人もそう。
欠乏感が根源にあって動いている人を、ゆっくりと赦していく。
不甲斐ない自分をゆっくり赦していく。
その過程で起きてくる現実、心の変化を楽しむ。
そうある自分になっていきます。
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